研究室の・・・

ゼミ発表だった。この発表でこてんぱんにやられるたびに,今自分の進んできた道が正しかったのか,という疑問がわいてくる。単純に努力が足りないのか,適正の問題なのか。いずれにしても,早く大学院を卒業してしまいたいと考えている自分がいる。

昔は研究者になりたいと考えていたんだけどなあ・・・今はSEになりたくてしょうがない。逃げているっていうより,そっちのほうが単純に興味があるっていう感じ。やっぱりバイト先の影響が大きいかな・・・最下流に位置するバイト先ではあるけれど,いい経験をさせてもらっていると思う。自分の腕でお金を稼ぐということの楽しさ・素晴らしさに気付くことができたし。

情報系の学科にいる学生の就職先というのは,大きく分けて2つに分かれる。SEか,メーカー(or 研究所)か。メーカーやその研究所というのは,今やっている研究というのが重視されるため,業種はある程度絞られてしまう。面接もつっこんだ質問が多い。一方のSEは文型の人も存在するわけで,研究のことについて突っ込まれるということはあまりなく,どちらかといえばいかに分かり易く説明するか,というのが重要だ。だからこそ傾向として,メーカーに行く人のほうが熱心に研究をやる人が多い。

そんな状況だからこそ,私はあまり研究に打ち込むっていうのが出来ていない。就職活動にも研究というのは重要になってくるわけだけど,いまひとつ自分のやっていること,やってきたことに自信を持てていないのかもしれない。

研究という面では,私はなぜか(ほんとうに不思議でしょうがないのだけれど)先輩の書く論文に2件名前が載っている。私の研究室はDr.中心の研究室で,論文を書く人というのはほぼDr.だけだ。だからあまり院生といえどもそんなに名前が載るわけではない。本来ならもっと喜ぶべきで,もっと努力すべきなんだろうけど,SEになるという夢を考えると,いまいちやる気が出ないという現状なのだ。

普通の人からしたらSEになることが夢だなんて,後悔するぜとか思っているのでしょうか。

いずれにしても,もうすぐインターンシップも始まる。インターンシップまでに,自分の出来ることを少しでも多くやっていこうと思う。社会に出るまであと2年間しかない現実に焦りつつも,長く学生でいすぎたかな,ということも考えている。