有限会社でのアルバイトのすすめ

 前回のエントリの後,バイトしまくってました.10:00-朝3:00くらいまでの勤務はざらにあったし,始発まで働くことも何度か.このバイトは正直,そろそろ限界だと思う.何しろ夜10時に帰ろうとしたら,「帰るの早くない?」って言われるような会社.やっている仕事がちゃんと儲かっていて,それが従業員に還元されているのであれば面白いかもしれないが(上場したときのストックオプションとかね),このような状況ではモチベーションも上がらない.バイトじゃなければすぐにやめてただろうな・・・

 早い話,お金は稼げても,今やらなければいけないことが他にあるんじゃないの?ということ.そりゃ朝まで働けば1日に3万〜4万もらえるけど,どうなんだろう.もっと本や新聞を読んだり,英語や資格の勉強,株もはじめたい.

 どうしてこんなことを思い始めたかというと,もちろん就活が近いからというのもあるけど,なによりもやっていることに未来が無いからだ.今の業務は請負オンリーであり,安くて納期がきつい仕事ばかりだ.自分たちで新しいサービスを生み出したいが,実際に行動に移すまでの時間もない.なにしろ,シフトに入るたびに,「これの納期は今日中なんだけど・・・」みたいなことになっていて,朝までやるはめになる.そして私がつくったプログラムはチェックもされず,お客様のところに旅立ってゆくケースがほとんどだ.

 入りたてのころは,この会社への就職も面白いかな・・・なんて思ったこともあったなあ.みんなが一流企業と呼ばれる会社に就職するような研究室(大学内でも恵まれているほうだと思う)なので,そんなことになったら確実に変人だっただろうけど.

 私がこの一年間,バイトをしてきて思ったことは,「小さな会社でのアルバイトは,入り口としておすすめ」ということである.ある程度大きくなってしまうと,役割分担が少しはしっかりしているので歯車になってしまう.けど,小さな会社だと絶対的に人が足りていないケースが多く,「出来るからバイト君にやらせよう」と,全然関係ない仕事まで任せてもらえる.たとえ出来ない人でも,いないよりはマシということでおいてもらえる.教育体制は無いに等しいので,何でも自分からやっていける人に限られるだろうけど.私の反省としては,ほうれんそうがきちんと出来なかったこと.自分でほぼ全てやってしまうということに慣れていってしまったので,もっと上司と話をすべきだったと感じている.

 読み返してみると,まるでもうバイトをやめる人のエントリみたいだ・・・まだもう少しは続けます.就活を機にやめるかもしれないけど,情に流されて続けてしまいそうだ.